自公の間に今までにない“すきま風”が 統一教会問題の飛び火を恐れる山口代表は岸田総理に「不信感」
下落が続く内閣支持率に危機感を強めた岸田文雄総理が、山際大志郎経済再生担当相を更迭した。宗教法人法で定められた質問権による世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への調査を指示した直後のことで、にわかに強硬姿勢へと転じた総理に、同じく宗教団体の創価学会を支持母体に持つ公明党は神経を尖らせている。
政治部デスクが解説する。
「山際氏の更迭については、事前に官邸から公明党サイドに連絡がありましたが、質問権の行使については何の相談も説明もなし。政府内で議論を尽くした形跡すらなく、山口那津男代表は会見で“官邸側から事前に説明がなかった”と不信感をあらわにしたほか、別の公明党幹部も“安倍晋三元総理の国葬を決めた時で懲りたはずなのに、官邸の根回しの拙さは相変わらずだ”とおかんむりです」
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