ルヴァン杯で広島が起こした奇跡 悪夢を振り払う“神懸かり的勝利”の裏側

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 奇跡とは滅多に起きないから奇跡なのだが、サンフレッチェ広島に起きたのはそんな奇跡の連続だった。

 まず10月16日に行われた天皇杯決勝。駒を進めた広島は過去カップ戦決勝で0勝7敗、つまり7度も決勝に進出しながら一度たりとも優勝したことがなかった。絶対王者の下に“シルバーコレクター”が生まれることはあるが、広島はさまざまな相手に負け続けた。

 だが、今回の天皇杯の相手は、格下J2にあって、かつ18位と低迷する甲府。J2クラブの天皇杯決勝進出は8大会ぶりの快挙だが、広島からみれば奇跡的においしい展開である。...

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