ダルビッシュWBC代表入りへ、マー君と“談合”疑惑 山本由伸に暗雲で“エース確定”の声
栗山監督はダルを熱望
球界関係者の間で、楽天の田中将大投手(34)のツイッターが波紋を呼んでいる。10月18日、自身のツイッターで<WBCについて自分の気持ちをお話する機会がなかったので、ここで言わせていただきます。良い選手が沢山居ますし、なかなか簡単なことではないのは重々承知の上ですが、出場したいです!>と侍ジャパン入りの希望を表明したからだ。
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来年3月開催のWBCを巡っては、エンゼルスの大谷翔平(28)が出場に前向きな姿勢を示し、今季自己最多の16勝を挙げたダルビッシュ有(36)とともに、オリックスの山本由伸(24)やロッテの佐々木朗希(20)とNPB屈指の剛腕とのコラボが注目されている。
「マー君は峠を過ぎ、実力的に文句なしでメンバー入りとはいかない。栗山(英樹)監督ら首脳陣は東京五輪のような経験者を入れたがっているが、意中の人はダル。マー君は金メダルを取った東京五輪を代表での集大成としていたはずだが……。投手は調整が難しくなるため、敬遠するケースが多いWBC出場を志願するとは意外だった」(元日本代表スタッフ)
そこで浮上しているのがダルビッシュの代表入りに絡む“談合説”だ。
栗山監督はシーズン中に直々にダルビッシュの元を訪れるなど、代表入りを熱望しているとされる。2008年の北京五輪に出場し、09年のWBCでは胴上げ投手に。今季はプレーオフでも2勝と短期決戦での勝負強さを示した。特に米国で開催される準決勝以降は、大谷とともに勝ち上がりが予想される米国やドミニカ共和国などメジャー軍団に対抗できる先発投手として期待は大きい。
しかし、かねてダルビッシュはWBC出場によるメジャーの開幕への悪影響を懸念し、代表入りには慎重だ。
「162試合を控えて2月中旬にぼんぼん投げないといけない。野手と違って投手は肩肘にすごく負担がかかる。大きなけがになったら年齢的にもマイナー契約しかない可能性も高い」
来季で大型契約が切れるため、契約更新に関わる、より重要なシーズンとなることも背景にはある。
一方で自身への待望論も重々、承知だ。山本や佐々木ら若い才能との新たな出会いには「魅力的」とリスクを負ってでも出場する価値を見いだしている様子だ。
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