巨人から戦力外通告された35歳「山口俊」の今後 本人は現役続行を希望しているようだが

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強みはスタミナ

 山口は、17年間で68勝、112セーブの実績がある。

「巨人以外の球団はどこも即戦力となる投手を欲しがっています。山口は先発だけでなく、中継ぎ、抑えでも成績を残していますから使いやすい。先発の4番手、5番手でも使えるし、短い中継ぎ、そして抑えも大丈夫だとみています」

 山口の今季の年俸は6000万円だった。

「来季は3000万円とか、かなり低く抑えることができます。これも他球団にとっては魅力的でしょう」

 35歳という年齢はやや気になるが……。

「彼はスタミナには自信があるので、連投もできる。巨人が彼をFAで獲得したのは、長いイニングを投げられるし、選手生命も長いと判断したからです。力強いストレートとスライダー系統のコントロールもいい。再び1軍で活躍できますよ」

 もっとも、NPB(日本野球機構)以外の選択肢もあるという。

「台湾リーグへの移籍もあるかもしれません。また、四国アイランドリーグやBCリーグ(ベースボール・チャレンジ・リーグ)へ行って調子を上げ、シーズン半ばでNPBに戻るというケースもある。そういう選択も考えられるでしょう。いずれにしても、納得のいくまで野球を続けるべきですね。今引退してしまったら必ず後悔しますよ」

デイリー新潮編集部

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