年末年始の民放「注目特番」を一挙紹介 キーパーソンは松本人志と浜田雅功

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フジは「ドリフターズ特番」

 フジテレビの年始番組で注目は元日夜に予定されている「ドリフターズ特番」(午後5時~同9時)。仲本工事さんが10月19日、交通事故で負ったケガによって逝去する前から準備されていた。

 ドリフの笑いが中高年に懐かしいのは書くまでもない。一方、若者の間でもドリフの笑いは評価されている。体を張る一方、誰も傷つけないギャグやコントが好感を抱かれている。ドリフもやはり一家揃って観られるから、正月に向く。仲本さんの追悼にもなる。

 日本テレビは昨年の大晦日、15年続いていたダウンタウンによる高視聴率番組「絶対に笑ってはいけない」を休止。午後6時半から6時間の生放送「笑って年越したい! 笑う大晦日」を流した。ダウンタウンを除く主な売れっ子芸人が一堂に会した番組だった。今年も「笑ってはいけない」の代わりに午後6時から同11時半まで同様の生放送を予定している。

 休止前の2020年の「笑ってはいけない」は第1部(午後6時半~同9時)の世帯視聴率が17.6%、個人は12.7%だった。第2部(午後9時~深夜0時半)は世帯視聴率が14.1%、個人は9.8%。

 それが昨年の「笑う大晦日」は第1部(午後6時半~同9時)が世帯視聴率7.2%、個人は4.2%、第2部(午後9時~深夜0時半)は世帯が5.6%、個人は4.2%だった。

 このため、「笑う大晦日」を大惨敗とする向きもあったが、それはちょっとオーバー。同じ時間帯で他局と比較すると、第1部は民放2位で、第2部も同2位だったのだから。「笑ってはいけない」があまりにも強すぎたのだ。

 昨年の「笑う大晦日」はナインティナインらがMCを担った。今年の同様の番組もナイナイが牽引することになりそう。

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