北川景子は「本当によく働く」と言われるワケ
同時に月9で主演
《戦国の乱世で家系の存続のため、家族を守るため、自分の命を全うした人物です。そう言うとそこには自分の意志とか尊厳がないように聞こえますが、私はそうではなかったと思っています。戦国に生きた武将、そしてその家族たちにとって家系の存続は何よりも重要なことであり、自分がどう役に立てるのか、お市の方は常に考えていて、その生き方に誇りを持っていたと思います。/何のために生きて、どんな死に方をするか。冷静に判断できる聡明さと、強さ、家族に対する愛、家の誇りを表現していきたいです。》
民放プロデューサーは言う。
「彼女の中で、すでにお市のキャラ設定が出来上がっているようですね。それにしても、《家族に対する愛、家の誇り》というのは、彼女自身の思いのようにも受け取れます。それもあって、ガムシャラに働いているのかとも思ってしまいます」
加えて、来年1月クールのフジの月9で主演する。
「未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール(法科大学院)を舞台に、法曹界のあり方を問う法律ドラマです。共演は山田裕貴(32)や及川光博(52)で、彼女が演じるのはロースクールで教える側となった東京地裁・刑事部の裁判官だそうです。セリフも膨大でしょうし、専門用語も多い。その一方で大河ドラマですからね、よく両立できるなと感心します」
家に帰れば両立どころではない。
出産2カ月後に仕事復帰
「第1子の女児を出産したのは20年9月ですから、ちょうど2歳。まだまだ手がかかりますから、ママとしても大変でしょう。それでも彼女は、出産後わずか2カ月で映画の完成報告イベントに出席していました」
20年11月2日、綾野剛(40)主演の映画「ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―」で、北川は綾野とバディを組む頭脳派の刑事を演じていた。撮影は出産前だが、出産直後の完成披露会見に出て来たことに驚きの声が上がった。
その1週間後、「しゃべくり007」(日本テレビ)にも登場し、“産後初バラエティ”として紹介された。
「この年の12月に公開された浜辺美波(22)主演の映画『約束のネバーランド』にも彼女は出演していました。撮影は出産前でしょうが、いつまで仕事をしていたのかと思うほど。年が明けて昨年は、1月公開の岡田将生(33)主演の映画『さんかく窓の外側は夜』に呪われて死亡する弁護士役で出演。さらに2月公開の『ファーストラヴ』では3年ぶりの映画主演を果たしました。そして4月クールの連ドラ『リコカツ』(TBS)に主演し、TVerの再生ランキングで1位(当時)を獲得、出産を経て不動の人気を証明しました」
[2/3ページ]