訪日外国人のマスク着用率は何%? にぎわう浅草の様子をウオッチしてみた
水際対策の大幅緩和で外国人観光客が戻ってきた
10月11日に新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和され、街中に外国人観光客たちの姿が戻ってきた。
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【写真をみる】浅草・大提灯の下でポーズをとるロシア・モイセーエフバレエ団のバレリーナ
実際、最近は街中や交通機関でも、以前より外国人の姿が見かけられるようになった。
岸田総理が言う「インバウンド消費で年間5兆円超」が本当に実現するかはさておいて、外国人旅行客が日本でお金を落としてくれれば、少しは景気も良くなるのだろう。
記録的な円安も、外国人観光客にとっては日本を訪れる上での大きな魅力となっている。
外国人観光客はマスクを着けているのか?
一方で気になるのは、コロナの再流行だ。
これまでは人の動きが活発になると、きまって感染者も増えてきた。ましてや諸外国の多くでは、マスクを着けない生活が一般化している。
特に西欧諸国では、アフターコロナのマスク無し生活に慣れた人が多いようだが、日本に来た外国人旅行客は、自国と同じようにマスク無しで観光地を歩いているのだろうか。
それとも「郷に入っては郷に従え」と、日本国内ではマスクを着けているのだろうか。
実際に、東京・浅草をはじめ、首都圏各所で外国人旅行客に声を掛け、様子を探ってみた。
「あなたの国に合わせているからよ」
週末の浅草・仲見世通りをのぞいてみると、外国人旅行客のマスク着用率はざっと60%ほどだろうか。マスク無しは女性よりも男性に多い印象を受ける。
デンマークから来たマスク姿の女性7人組に
「なぜマスクを着けているの?」
と聞くと、
「それは、あなたの国に合わせているからよ。デンマークでは屋外じゃマスクは着けないわ」
という答えが返ってきた。
逆にイスラエルから来たマスク無しの5人家族に聞くと、
「日本人はいつでもどこでもマスク。君らのマスクルールは厳格すぎるよ」
という意見が。
ちなみにこの家族、電車の中でもマスク無しで、同行のガイドさんはトラブルにならないだろうかとハラハラしていたそうだ。
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