“なりすましビラ”配布で辞職 日本維新の会「美人福岡市議」を追い詰めた「ある政党の躍進」

国内 政治

  • ブックマーク

有名人はいないのに

「この参政党フィーバーが、福岡市にも浸透し始め、その人気が維新(日本維新の会)を超えつつあるのではと思わせる現象が、先の参院選の選挙期間中にありました。その日は、博多駅前の広場で、まず日本維新の会の演説が始まったのですが、最初は地元選出の議員だけが登場していて、聴衆は50人程度だった。その後、コロナで一躍全国区の顔になった吉村洋文大阪府知事が現れると、一気に200人くらい増えた。みんな、聴衆は吉村知事の顔をスマホで撮っていましたね」

 ところが、

「その後、同じ場所で参政党が演説を始めたところ、即座に300人ほどが集まり、熱心に話を聞いていたのです。特に、維新のように、有名人がいるわけでもないのに、です。この風景を見て、既存の保守政党となってしまった維新より、新たな政党としての参政党に、新し物好きの博多っ子の注目が集まっている、そう実感しました」

 参院選で見せつけられた、新党の躍進。それが彼女をポスティングに走らせたのかもしれない――。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。