大阪桐蔭のエースと中軸打者は「指名漏れ」 甲子園を沸かせた選手がドラフトで評価が低かった“意外な理由”
“即戦力”よりも“スケール”
9球団がそれぞれ異なる選手を事前に1位公表するという異例の事態となった今年のドラフト会議。こうした事情もあってドラフト1位は順当だった一方で、2位以降は、長年ドラフトを取材する筆者が驚かされる低い順位での指名や“指名漏れ”も少なくなかった。【西尾典文/野球ライター】
特に上位指名で目立ったのが、一般的には、知名度が低い高校生たちである。1位と2位で指名された高校生は9人いたが、うち甲子園出場経験がある選手は、浅野翔吾(高松商→巨人1位)と松尾汐恩(大阪桐蔭→DeNA1位)だけだ。...