バッハ肝いりの“新マラソン”のせいで30億円の大損? 「東京マラソン中止分の損失はいずれ補填できる」との声も

スポーツ

  • ブックマーク

 今月16日、国立競技場を発着地点とした東京レガシーハーフマラソンが行われた。聞き慣れない市民レースだが、開催された経緯をご記憶の向きも多かろう。

 2019年秋、IOCが東京オリンピックのマラソン開催地を札幌に変更すると宣言。怒った小池百合子都知事らを宥(なだ)めるため、トーマス・バッハIOC会長が「大会閉幕後、使わなかったコースで『オリンピックセレブレーションマラソン』を開催したらどうか」と提案したのだった。

 それが遂に実現したわけだが、沿道に五輪マークは見当たらない。...

つづきを読む