江夏豊、小林宏、森福允彦…日本シリーズで見せたリリーフエース「伝説の快投」
「いっそ、きれいに散りたい」
10月22日から始まる日本シリーズでは、昨年同様、ヤクルトとオリックスが日本一の座をかけて激突する。日本シリーズといえば、“江夏の21球”に代表されるように、リリーフエースが最重要局面で一世一代の快投を演じたシーンも数多い。今回は球史に残る伝説のシーンを回顧したい。【久保田龍雄/ライター】
まずは1979年の広島・江夏豊の21球から。広島、近鉄ともに3勝3敗でもつれ込んだ第7戦は、雨中の熱戦となり、広島が4対3とリードして9回裏の近鉄の攻撃を迎えた。...