“分からないところがあったら質問に来て”はNG 数学嫌いを生む「ありがち発言」5選

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 日本の「理系離れ」が言われて久しい。国を挙げての取組も始まっているが、数学教育で重要な提言を積み重ねてきた桜美林大学の芳沢光雄教授は、まず学生たちの「数学嫌い」の解決が緊要の課題であると説く。およそ45年にわたり教壇に立ってきた芳沢教授が指摘する、教員や親が発する“ありがちな発言”の危険性とは――。

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 政府の教育未来創造会議が5月、理系分野を専攻する大学生の割合を現在の35%から50%に増やす目標を掲げた。これを受けて、文部科学省は理系学部設置や理系学生への奨学金充実のための基金創設を目指すことを決め、早ければ秋の臨時国会に関連法案を提出する見込みとなった。...

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