ロシア軍による性的暴行は軍事戦略…専門家は「山賊と同じレベル。プーチンは処罰どころか名誉称号を与えている」

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満州とウクライナ

 男性は、ロシア軍がウクライナの占領地で行う非道な行為は、旧満州と多くの共通点があると思ったという。

《「略奪やレイプ、病院や学校を壊す。徹底的な破壊で恐怖に陥れて、屈服させる。満州の時と、考え方は変わらない」》

「ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊の街であるブチャは、一時期、ロシア軍が占領していました。後にウクライナ軍の反撃で撤退すると、ロシア軍は住民を虐殺し、多数の性的暴行に及んだことが確認されました。ところが、ウラジミール・プーチン大統領(70)は、虐殺や暴行に関与した可能性が高い第64独立自動車化狙撃旅団に、『親衛隊』の名誉称号を授与したのです」(同・軍事ジャーナリスト)

 常識ある軍隊なら、軍法会議で重罪が科せられて当然だという。だが、プーチン大統領は部隊に名誉を与え、指揮官を昇進させた。

「プーチン大統領もロシア軍も、兵士による虐殺や略奪、性的暴行を全く処罰する気がないのは明らかです。ソ連・ロシア軍が暴虐の限りを尽くしてきたことは、昔から数々の証言が残っています。ひょっとすると、1918年のロシア革命から一貫して、占領地における虐殺、略奪、性的暴行を戦術として採用してきた可能性も否定できません」(同・軍事ジャーナリスト)

「レイプしても構わない」

 第二次世界大戦中、ソ連の指導者だったヨシフ・スターリン(1878〜1953)は、軍に略奪やレイプを奨励したと言われている。

「デリケートな話題とはいえ、兵士が使う“軍用売春宿”の問題も重要です。旧日本軍の『慰安所』は有名ですが、実はドイツ軍もアメリカ軍も様々な戦争で同様の施設を設置してきました。ところが、ソ連・ロシア軍はなぜか、全く設置したことがないことで知られているのです。ロシア軍がレイプを戦術として採用していると考えれば、この謎も解けるかもしれません」(同・軍事ジャーナリスト)

 韓国の大手日刊紙・中央日報のニュースサイト(日本語版)は4月18日、「『ウクライナ女性をレイプしろ』衝撃の電話…ロシア兵士の身元が明らかに」の記事を配信した。

《「ウクライナ女性はレイプしても構わない」という内容の通話をしていたロシア兵士の夫とその妻の情報が公開された。(中略)12日、ウクライナ情報機関国家保安局(SBU)は南部ヘルソン地域で盗聴したロシア兵士とその妻の通話内容を公開した》

 SBUが公表した音声によると、妻が夫に《「そこでウクライナの女とでもやれ、彼女たちをレイプしろ。私には言わなくてもいいから」》とけしかけたという。

 驚いた夫が《「本当に?」》と問いかけると、妻は《「やってもいいけど、その代わりにコンドームを使って」》と答え、《笑って通話を終えた》そうだ。

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