リニューアルの日テレ「バゲット」は厳しい船出 新MC「笹崎里菜アナ」への風当たりも
日本テレビと中京テレビは、毎週月曜から木曜の午前10時25分、情報番組「バゲット」を放送している。放送開始から5年目を迎えた10月には、番組のリニューアルが行われた。
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リニューアルではセットやロゴの一新もさることながら、何より注目されたのがMCの交代だった。
平松修造アナ(30)と尾崎里紗アナ(29)のコンビから、田中毅アナ(43)と笹崎里菜アナ(30)が新しく就任したのだ。
田中アナは2002年入社の中堅。スポーツ中継やニュース番組のスポーツコーナーを多く担当しており、まさにスポーツ一筋という経歴の持ち主だ。
笹崎アナは2015年入社で、前任MCの尾崎アナと同期。バラエティ番組からニュースまで幅広い経験を有しているが、出演本数を見ると報道番組が多いようだ。担当記者が言う。
「番組としては、やはり笹崎アナを売り出していきたいようです。例えば、10月19日の放送ではお笑いコンビのマヂカルラブリーがゲストでしたが、笹崎アナはボケを担当する野田クリスタルさん(35)の顔が“ドストライク”と絶賛し、番組は冒頭から盛り上がりました」
次のコーナーでは冷凍を活用した時短レシピの紹介となり、笹崎アナが1人で進行を担当した。
「食材に味つけして冷凍しておけば調理も簡単で美味しくなるという、いかにも午前中の情報番組らしいテーマでした。笹崎アナはてきぱきと淀みなく進行していました。専門家の指導を受けながら、実際に冷凍保存と調理に挑戦したVTRが放送されるなど、笹崎アナの“主役”ぶりが目立った時間帯でした」(同・記者)
急落した視聴率
もちろん笹崎アナだけでなく田中アナも奮闘しているのだが、残念なことに視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯、リアルタイム)は芳しくないという。日テレの関係者が言う。
「リニューアル後の最初の週は、10月3日の月曜から6日の木曜まで、それぞれ2・1%、2・4%、2・4%、2・8%で、平均視聴率は2・4%でした。平松アナと尾崎アナの最終週が平均2・3%だったので、0・1%上がったことになります」
10月10日の月曜はスポーツの日で祝日だったこともあり、視聴率は3・9%まで上昇した。
「ところが、翌11日は1・9%と急落してしまったのです。これは番組史上ワースト2位の数字でした。更に、個人視聴率は0・9%と、こちらも相当に悪い内容でした」(同・関係者)
前任の尾崎アナは第一子を妊娠しており、10月から産休に入った。12月に出産予定となっており、そのため笹崎アナが抜擢されたようだ。
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