「もう少し夫と一緒にいたい」 安倍元首相の県民葬で昭恵夫人が見せた悲しみの表情

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地元・山口県で執り行われた県民葬に約5千人が参列

 安倍晋三元首相が凶弾に斃(たお)れてからちょうど100日を迎えた今月15日、地元である山口県で県民葬が執り行われた。

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 県民葬が執り行われたのは、山口県・下関にある「海峡メッセ下関」。そこには、統一教会問題の渦中にある細田博之衆院議長や、林芳正外相の姿もあった。

 会場で長い行列を作ったのは、献花に訪れた一般の人々。

 約5千人が参列した盛大な葬儀で、国葬以来、約半月ぶりに姿を見せた昭恵夫人の表情には、深い哀傷が浮かんでいた。

葬儀のあいさつで初めて心境を語った昭恵夫人

「だんだんと私も実感が湧いてきて、ああ本当にいなくなってしまったんだなと、さみしさが増してきているような日々でございます」

 と、式典あいさつで初めて心境を語った昭恵夫人。

 彼女の左手薬指には、赤い宝石が埋め込まれた指輪が光っている。

 安倍元首相にプレゼントされた物なのだろうか、令和の即位の礼でも身に着けていたもので、きっと彼女にとって大切な指輪なのだろう。

 10月6日号の「週刊新潮」で報じられた通り、林外相により国葬から排除されてしまった台湾だが、県民葬には立法委員(国会議員)ら約100名が訪れた。

 また、翌日、安倍家の墓を訪ねると、台湾人の団体による花も手向けられていた。日台友好に尽力した安倍元首相にふさわしい光景である。

次ページ:安倍家の墓には、まだ遺骨が入っていないという

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