大谷翔平、今オフもう見納め? 取材制限のウラに「三冠王」の野望

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打率重視の打撃をテスト

 大谷は二刀流ゆえ、投打どちらかが専門の選手に比べ、こなすべきメニューや課題は多い。それらを着実にクリアしてきたからこそ、二刀流は進化してきた。今季終盤には投手で新球種のツーシームを導入、打者ではホームラン狙いだった従来の打撃から確実性を重視したそれに変えた。

「特にアッパーだったスイングがレベル(水平)に近くなっていたように見えた。30本から本塁打はさほど伸びなかったが、安打はよく出て結局、打率は昨季の2割5分7厘から2割7分3厘に上げた。来季以降、三冠王を狙うためのテストではないかと思わせた。今年は過去最高の状態でキャンプインしたと言っていたが、来年もそうするため、我々プロでも想像できないほどの1日たりとも無駄がない練習スケジュールの下で動いているのではないか」(前出のNPB監督)

 今オフもメディアで大谷を見かける機会は皆無に近いかもしれない。しかし来季の開幕前に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」と合わせ、一層レベルアップした姿で帰ってくることを思えば、しばしの“大谷ロス”は我慢せざるを得ないようだ。

デイリー新潮編集部

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