ヘンリー&メーガン夫妻の今後に暗雲 女王追悼ムードで暴露本、映画の内容に影響が

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時期尚早

 ヘンリー夫妻の3歳になる長男アーチー君と、1歳の長女リリベットちゃんは、英王室とのつながりを誇示できる「王子」や「王女」の称号が未だ与えられていない。これをメーガン妃は女王在位中から「差別だ」と批判してきた経緯があり、夫婦にとっても称号を授かることは悲願なのだ。

「ヘンリー王子と冷戦状態にあるチャールズ国王は、ヘンリー夫妻の子供、いわば自らの孫に対して称号を与えるのは時期尚早と話しています。これは王室から特別の警護など、将来にわたって厚遇がつかないことを意味します」(外報部記者)

 年間で億単位ともいわれる警備費用を負担したくないヘンリー王子夫妻にとって切実な問題だが、さらなる障壁が生じている。

スリム化の嵐

 再び多賀氏に聞くと、

「今は英国だけでなく欧州の王室全体でダウンサイズ化、いわばスリム化の嵐が吹き荒れています。デンマークでは女王の次男以下、合計4人の王子・王女の称号剥奪が決まり、スウェーデンもヴィクトリア皇太子直系のみに称号を与えることになりました。英国もインフレで国民が経済的に苦しい毎日を送っているのに、王室の人数が増えるに伴い税負担も増え、批判が起こることは避けないといけない。特にヘンリー王子一家は米国在住で国民のための公務もしていません。王室を散々批判しておきながら、称号だけもらおうとは虫が良すぎる話です」

 すっかり様変わりした王室と迷走する息子の姿を、雲の上にいるダイアナ元妃はどう見ているのだろうか。

週刊新潮 2022年10月20日号掲載

ワイド特集「『舞いあがれ』る?」より

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