「舞いあがれ!」福原遥の逆境人生 アパートを転々とする日々、地元住民は「活発でかわいかった」と絶賛

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「陰ながら応援して…」

 親類縁者を頼り、県内各地のアパートなどを転々とする生活を送っていたというが、一体何があったのか。

 福原の知人に聞くと、

「ちょうど彼女が小学校に入ってテレビでよく顔を見るようになった頃、ご両親が別れてしまったようでね。彼女は母親に引き取られたけど、本名で芸能界デビューをしていたこともあってか、父親に『福原』という名字をそのまま使わせてほしいと頼んだそうだよ」

 彼女の名が世間に広く知れ渡ったのは、2009年に放送された子供向け料理番組「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」(Eテレ)がきっかけ。主人公の「まいんちゃん」役を務め、同世代のみならず親世代のハートをがっちりつかんで頭角を現したのだ。

離婚した父も出演番組を欠かさず録画

 山口百恵や原田知世らが輩出したことで知られる都内の日出高校(現・目黒日大高)を卒業後も、彼女は芸能界で活躍の幅を広げていく。

「しばらくテレビで見ない時期もあったから、朝ドラの主人公が決まったと聞いて本当に頑張ったんだなと思いました。離れて暮らすお父さんやおばあちゃんも陰ながら応援していて、遥ちゃんの出演番組は全て録画しているとか。出演の一報を聞いた日は、おすしをとって喜んだそうだよ」(同)

 改めて福原の所属事務所・研音に尋ねると、

「プライベートに関することなので、回答を差し控えさせていただきます」

 苦労の末につかんだ大役で、彼女はどんな家族の姿を演じてみせてくれるのか。

週刊新潮 2022年10月20日号掲載

ワイド特集「『舞いあがれ』る?」より

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