玉川徹氏が番組復帰 “別室謝罪”に他局幹部が「なかなか考えられた演出」と感心する理由

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謝罪と番組本編を切り分ける

「普段の『モーニングショー』はオープニングのテーマ曲に乗せて、番組のタイトルロゴが大写しになってからスタートします。しかし、19日の放送ではその演出が割愛されていました。つまり、玉川さんの謝罪シーンと、番組本編を完全に切り分けているわけです。しかも、前回とは違って、今回は玉川氏をスタジオではなく、別の場所で謝罪させていました」(同)

 そこに込められた意図とは何なのか。

「スタジオ内で玉川さんが謝罪すると、同席した羽鳥さんや他のコメンテーターの表情がバッチリと映し出されてしまう。あえて見解を述べなくても、他の出演者がこの謝罪について怒るべきか、許すべきか、静観しているのか、視聴者に迫られる格好になる。そうした“画面”になることを避けたかったのだと思います。あえて番組と切り離し、玉川さんのワンマンショーにすることで、番組や羽鳥さんや他の出演者が巻き添えにならない形で切り抜けようとした。なかなかに巧妙な演出だったと思います」(同)

「モーニングショー」と玉川氏の今後については、

「『モーニングショー』の高視聴率が、攻めの玉川さんと、守りの羽鳥さんの両輪で支えられていたのは事実。ただ、まだ石原良純さんや長嶋一茂さんといったメンバーが残っているので、玉川さんがスタジオを離脱しても大崩れはしないと思います。今回の“謝罪”は最大の正念場でしたが、番組を存続させるための最低限の“禊”にはなった印象です。玉川さんについても、全面的に謝罪させながら、降板はさせず、今後に期待を持たせることができた。もちろん、これに納得しない人たちは少なくないと思いますが、熱心な視聴者が番組離れを起こすことはないと感じます」(同)

 日本中の注目を集めた“謝罪”を乗り切った玉川氏。還暦を目前に控え、再起はなるか。

デイリー新潮編集部

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