原巨人「デーブ」「走塁の神」で「坂本問題」ロンダリング “スネに傷”コーチ入閣のウラ事情
コーチの大久保氏はトラブルメーカー
プロ野球巨人が10月13日に来季のコーチ陣を発表した。来る人、来なかった人……、それぞれのウラ事情を探ると――。
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今回、ひときわ目を引いたのはデーブ大久保氏(55)の打撃チーフコーチ就任だった。2008年に西武コーチとして「アーリーワーク」など豊富な練習量を課すことで日本一に貢献した。チーム打率がセ・リーグ最下位の2割4分2厘に終わった巨人打線の強化へ、秋季キャンプから早くも手腕に注目が集まる中、チーム内外である疑念が出ている。
「過去に問題があったコーチを呼ぶことで、(今夏に発覚した)元交際女性を妊娠させ、中絶を迫った坂本の問題を目立たなくしようとしているのではないか」(遊軍記者)
大久保氏は黄金期の西武で選手生活をスタートした。同じ捕手で伊東勤、指名打者でもデストラーデらに太刀打ちできず、2軍でしか出番がなかった。それが巨人にトレードされると一転、持ち前のフルスイングで居場所を確保。28歳の若さで引退するまで全国区だった巨人で人気を博した。
指導者になると一転、トラブルメーカーとして知られた。西武では打撃コーチ在任中、女性への暴力問題でポストを追われる。2軍コーチだった10年にはルーキーの菊池雄星投手(現ブルージェイズ)に暴力を振るったとして解雇され、しばらく球界から干されていた。西武時代の番記者が「我慢ができない性格は変わらない。これが災いして、どの球団でも長続きしなかった」と言うように12年、打撃コーチとして再び、チャンスを得た楽天でも同様だった。
星野仙一監督(当時)に見込まれた楽天では監督まで務めた。しかし、フロントと対立し、わずか1年で退任。「本人はなかなか根付けない球界に対し、反発心を持っていたが、それをプラスに変えてYouTuberとして成功した。自身が都内で経営する飲食店での収入と合わせ、NPB球団の監督クラスの年俸を超えることをモチベーションとしてきた。今は悠々自適の生活を手にし、球界復帰の意思はないと嘯いていたのだが……」(楽天時代の番記者)
原監督からのオファーに「震えた」
現状に落ち着かない性格は変わらないのか。それとも現役時代から憧れ、西武コーチ時代は直接トレード交渉するなど関係が近かった原辰徳監督たっての要請は断れなかったのか。天下の巨人のコーチ就任と相成った。
「(大久保氏に)巨人ブランド、原ブランドはいまだに大きいようだ。巨人コーチは楽天の監督以上のステータスと思っているのかもしれない。原監督からのオファーには責任の重さに“震えた”そうで、すぐに現場復帰に気持ちを変えたようだ」(同)
巨人は来季に向けて主砲・岡本和真の復活、衰えを隠せない坂本勇人の再生など課題が山積する。
「デーブは西武、楽天では徹底的にバットを振り込ませた。巨人でも特に量を求めるだろう。早くも“12球団一の鍛錬を積まないと”と意気込んでいる。トラックマンの導入などで、科学的なアプローチが当たり前になった今の打者には前時代的な練習に映るかもしれない。激情型の性格でもあり、選手との間に軋轢が生まれないか懸念は消えない」(元NPB球団監督)
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