山際大臣、支援者への説明会から直前逃亡 「辞めろ」コールを恐れて
“次の選挙を考えて…”
だが、この会合は直前になり延期に。理由は表向き「諸般の事情により」としている。
「この会ではまずは山際さんからおわびがあって、その後、参加者から質問を受け付けるという流れが予定されていました。ですが、その中で支援者から、“もう次の選挙を考えて大臣を辞めたほうがいい”という声が上がる、と言われていました。しかも当初は秘密裡に行う予定が、情報が漏れ始め、会場となるホテルにマスコミが殺到する可能性があった。それを危ぶみ、延期にしたのです」(同)
延期の理由を山際事務所に尋ねると、
「ご指摘の会合に関しては、公務多忙のため延期と致しました」
なぜ更迭できない?
17日からは国会で衆参の予算委員会が始まり、野党は山際大臣をターゲットに追及を強めている。支援者への説明会から逃亡するようでは、国会での論戦を乗り切れるとは到底思えないが……。
「岸田総理は自身の長男を政務秘書官に起用し、ますます批判が強まっています。政策通はいても政局に強い側近がおらず、山際さんを更迭できない。それが支持率低下を招いている一因なのです」(先のデスク)
いまや、政権そのものの「引き際」まで問われかねない事態なのだ。
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