アントニオ猪木さん、追悼番組延期の背景に“圧力”か 「放送すれば法的措置も辞さない」

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 釈迦の仏舎利が信仰のよすがとなったように、昭和の興行界に名を刻むカリスマもまたその遺骨は特段の存在である。ならば埋葬先に関連してひと悶着起きるのも必然。だが、故人もよもや、自身の追悼番組が放送延期に追い込まれるとは思わなかったことだろう。

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 青森県南部の十和田市。八甲田山の山間にある一軒宿の「蔦温泉」は湯船の底から直に湧き出る湯とヒバ造りの浴槽で知られる、マニア垂涎の秘湯である。

 この蔦温泉の目と鼻の先、ブナの原生林に囲まれた静寂の支配する場所に、明治大正期の詩人・大町桂月の墓などと並んで鎮座するのがアントニオ猪木家の墓だ。...

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