「橋本環奈」紅白司会抜擢に過去最大の「受信料1割値下げ」 NHKに“異例発表”が続いた裏事情

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 NHKの相次ぐ“サプライズニュース”が注目を集めている。大晦日の紅白歌合戦の司会に意外な人物を起用する奇策に打って出たかと思えば、懸案だった受信料の値下げについに踏み切ることを発表。しかし異例の“方針転換”の裏側にはNHKなりの思惑や打算があるという。

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 10月10日、今年放送される「第73回NHK紅白歌合戦」の司会を俳優の大泉洋(49)と女優の橋本環奈(23)が務めることが発表された。その直後、当の橋本が自身のツイッターに〈え?司会?私が?そもそも何で私なんだろう〉と書き込んだほど、驚きの大抜擢だった。

「大泉さんは3年連続の紅白司会となり、現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演する“常連メンバー”。一方の橋本さんは朝ドラのヒロイン経験もなく、これまで“NHK色”の薄い女優と見られてきた。今年の紅白司会は朝ドラ『ちむどんどん』ヒロインの黒島結菜さんが務めるとの下馬評もありましたが、見事に裏切られた」(スポーツ紙デスク)

 橋本といえば、“ガーシー”こと参院議員の東谷義和氏が近々「暴露を予告」していることでも話題を集めるが、成り行きを注視していた民放キー局関係者も「ガーシー砲が炸裂したら、どう対応するつもりか?」と、今回のNHKの大胆起用に意表を突かれた様子だ。

“不発”続きのガーシー砲は恐れるに足らず

 NHK関係者がその背景をこう語る。

「昨年の紅白第2部では過去最低の視聴率を記録するなど、以前からテコ入れを模索してきました。特に若い世代に“大晦日は紅白を観る”といった習慣がないため、10代から20代に高い人気を誇る橋本さんを起用することで認知度を広げたいとの意図があったと聞いている。東谷氏の予告については、実は局としてそれほど気にしていない。先に散々“晒された”俳優の新田真剣佑や綾野剛も結局、ドラマ降板や映画がお蔵入りになることもなく、“ガーシー砲は不発に終わった”との判断。さらに国会への登院拒否が批判を集めているように、東谷氏への風当たりも日に日に強まっている。いずれ除名処分が下され、国会議員でなくなる日も遠くないと考えています」

 予想を裏切ったという意味では、こちらのインパクトのほうが強いかもしれない。

 NHKは11日、来年10月から地上波とBS放送が視聴できる「衛星契約」の受信料を月額220円、地上波のみ視聴できる「地上契約」を同125円下げる方針を公表。2020年10月以来3年ぶりの値下げとなり、引き下げ幅も過去最大となる。

 値下げ後は衛星契約が月1950円、地上契約が1100円となり、その原資には2231億円(21年度末)にのぼる繰越金などから約1500億円が充てられるという。

「当初、衛星放送の値下げのみにとどめようとしたNHKでしたが、菅義偉前首相ら自民党の総務大臣経験者を中心に“契約の47%を占める地上契約の世帯にも貯め込んだ利益を還元すべきだ”との声が強まり、押し切られた格好です」(全国紙政治部デスク)

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