「6代目山口組」緊急執行部会議が開催 取り上げられた2つのテーマとは?

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もう1つのテーマとは?

「ヤクザの世界に限らないですが、特にこの業界では座布団(ポスト)がモノを言います。最高顧問は飾りのポストとはいえ見栄えは良い。今回、神戸側と対等の連合を結べたのは、この最終的な座布団が効いているように見ています。舎弟頭のままでは対等の関係に持ち込めなかったことでしょう」

 そして「これは邪推かもしれませんが」として、こう続ける。

「神戸側と連合を結ぶずっと前の段階から、中長期的なプランを持っていたのかもしれないですね。そう考えると、いろいろなことが腑に落ちます」

 注目すべきは、6代目側の基本線として池田組と2代目宅見組への敵視政策があるものの、その一方で「若い衆」を抱き込もうとする動きもある点だという。

「若い衆に限らず、これまでも5代目山健組(中田浩司組長)を移籍させるなど、門戸は広く開かれているというのが6代目の司忍組長の考え方。それを踏まえたものでしょう」

 では、緊急執行部会議のもう1つのテーマとは?

「神戸山口組の井上組長に関するものでした。これまで自宅に17発もの銃弾を打ち込んだことがあったとはいえ、そのレベルで止まっていたともいえます。が、ここでの話は“最終フェーズに来た”と思わせる内容だったようです」

 かなり不穏な話だが、ついに一線を超えることになるのだろうか。

デイリー新潮編集部

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