「ハズレの女ばかり引く」 マッチングアプリ“温泉直行男”の悩みと言い分
「ハズレ」の理由を聞いてみたが
人の持つ、それぞれの「ふつう」という感覚の違いをかみしめながら、彼の話の続きを促します。
結局、彼が「ハズレ」だと感じたのは、彼女のプロフィール画像を見て彼が想像していたよりも彼女の目が細くて歯並びが悪かったからですか。
「そうですよ。温泉に泊まってセックスした相性は悪くなかったけどね」
はあ、そうですか。
「他にもハズレだと思った女の子の話をしましょうか。マッチングアプリのプロフィール画像では上半身の写真だけだったので細身のきれいな子だと思ったんですけど、実際会って見ると、下半身が極端に太っていたんです。まるで土偶みたいな体形だったな、あれは明確なハズレですね」
はあ、そうですか。
「あとはね、顔はクール系の美人なのに、頭の悪そうな話し方をする子がいましたよ。黙っていたら美人なのに、喋ったらアニメ声で、頭の上から声が出ているのかっていうくらいで、顔のイメージと違いすぎる『ハズレ』でした」
はあ、そうですか。
「歩き方が変な女の子もいました。顔は可愛いのに、極端な内股で、ひょこひょこ変な歩き方をして、並んで歩くのが恥ずかしい感じの『ハズレ』でしたね」
はあ、そうですか。
「全体的にOKの女性もいたんですよ。美人系で清楚な感じで、いいなと思ったんですが、笑い声が問題でした。引き笑いっていうんですよね、ヒーッヒッヒッと、息を吸いながら笑うんです。『ハズレ』ですよ、気持ち悪い」
はあ、そうですか。
「どの女の子とも温泉旅館のロビーで会って1泊していますが、どの子とも温泉旅館で解散します。会社から俺に急ぎの連絡が入ったからと理由をつけて、俺だけ部屋に残って女の子を先に帰します。『ハズレ』と翌日まで長い時間一緒にいてもしかたないですからね」
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