「ハズレの女ばかり引く」 マッチングアプリ“温泉直行男”の悩みと言い分
有名企業勤務で見た目にも気を使う男性
彼の勤務先は有名企業で、収入も安定しているそうです。ご自身がおっしゃる通り、見た目も悪くありません。顔立ちは整っていますし、清潔感があり肌もきれい。最近はお肌のきれいな男性が増えています。風呂上がりに化粧水や乳液を使うのはもちろんのこと、朝は、化粧水と乳液の後に日焼け止めクリームも使っているとおっしゃいます。ひげなどを永久脱毛する男性も年々増加していますし、彼も美容クリニックに通ってひげ脱毛をしているとのこと。私がお目にかかったのは夜8時でしたが、アゴにも鼻の下にもひげはほとんど見えません。
彼は着席しているソファからぐっと身を乗り出して話してくれます。
「俺は営業マンですから、清潔感は必要ですよね。以前は、朝シャワーの時にひげそりをしても、夕方には伸びてきたひげが青黒い感じになって、取引先様に不快感を与えていたから、美容クリニックで脱毛することに決めました。俺のまわりはほとんどの男がひげ脱毛してますよ」
たしかに、ひげが伸びるのは、男性ホルモンの分泌が活発な午前中がもっとも多く、昼間はあまり伸びないものの、夕方になるとまた伸びるといわれている。ひげが伸びるのは1日0.03mm～0.04mmで、個人差は0.01mm程度のことだからそれほど気にしなくても良さそうだが、ひげの色や太さの関係もありますし、まあ、それは個人の考え方ですね。
それより、「取引先様に不快感を与えていた」と断言することのほうが気にかかります。取引先様の全員が一本のひげもないツルツルお肌を求めているとはかぎらないし、お肌より営業内容を気にかける取引先のほうが多数派ではないかとも感じますが、今はビジネス相談ではないため、そこには触れないでおきましょう。
彼のひげについての話よりも、彼が出会った女性たちに「ハズレ」が多いという表現を正しく理解したいと思いますが、いったいどんな「ハズレ」を引いたというのでしょう。
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