コロナ禍3年目の小学校運動会 「2日開催」「学年入れ替え制」「2部制」…同じ公立校でも“千差万別”なワケ

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昔は運動会といえば、家族でお弁当を食べたものだが……

 こんな会話で盛り上がっていると、横から別の同僚が「うちは新宿区だけど、1、2年生と3、4年生、5、6年生の3部制だよ」と割って入ってきた。各校の裁量で決められており、本当にまちまちなのだ。

 昔は運動会といえば、前日は予行演習、本番は朝から夕方まで赤白などに分かれて全校生徒で競うのが当たり前の風景だった。取材をしているとこんな変化まで耳にした。

「昔は昼休みになると、子供たちはレジャーシートを敷いた親のところに駆けて行って家族でお弁当を食べたものでしょう。でも、最近あれはやっていないんですよ。理由はシングルマザー家庭などへの配慮だそうです」(都内に勤務する教員)

 日本人が共有していた運動会の風景は、もう見られないかもしれない。

デイリー新潮編集部

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