朝ドラ「舞いあがれ!」で感じる脚本家のチカラ さだまさしのナレーションはなぜ少ないのか

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 NHK連続テレビ小説の新作「舞いあがれ!」が2週目に入った。名作になることを予感させる。歌人でもある桑原亮子さん(42)の脚本は繊細かつ緻密。主人公・岩倉舞の少女時代を演じている浅田芭路(9)や母親・めぐみ役の永作博美(51)、祖母・祥子役の高畑淳子(67)の演技も出色だ。

 3日から7日までの第1週は「連続テレビ小説」の看板通り、まるで質の良い短編小説だった。ごく自然にその世界に入れる人が多いのではないだろうか。

 その理由の1つは直接的な説明を極力廃しているからにほかならない。...

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