ロッテ「井口資仁監督」電撃退任のカゲに「2人の女性」 佐々木朗希「恩師」の左遷も命取りに

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「コーチ陣刷新」要求はオーナー夫人の意向か

 井口監督が就任した18年以降、チームは5位、4位、2位、2位で、今季は「頂点を、つかむ。」をスローガンに優勝を目標に掲げた。4月に佐々木朗希が完全試合を達成するなど序盤は機運が高まったものの、最終的に5位に終わった。

「チーム成績もそうだが、社長の娘のベンチ入りを認めたことで社長と“同罪”とみられた。井口監督は続投など自らの保身のために社長と取引をしたと受け取られても仕方なかった」(本社関係者)

 井口監督は今季のコーチ人事でも、ソリが合わなかった1軍投手コーチだった吉井理人氏を「ピッチングコーディネーター」という閑職に追いやり、代わりに青学大の先輩である木村龍治投手コーチを招聘した。

「朗希が順調に成長し、完全試合までやる投手になったのは吉井さんの功績が大きい。はっきりものを言う人で、これまでも各チームで監督と衝突を繰り返してきたが、指導力は確かなものがある。好き嫌いで吉井さんを遠ざけたことも本社の心証を悪くした」(同)

 最終的に吉井氏を来季監督に抜てきしたことも、その事実を裏付けていた。

 前出の本社関係者によると、重光オーナーが指示を出した「コーチ陣刷新」には、同オーナーの“夫人”の意向も働いたという。

「(夫人の)チームへの口出しは以前から。移動する際の選手のスーツなどの身だしなみには特にうるさい。今季は選手の髪形や帽子のかぶり方などに乱れが目立つようになっていた。これも井口監督ら首脳陣の指導力に疑問符が付くことにつながったのではないか」(古参のチームスタッフ)

 しかし、さすがに井口監督も気心が知れたコーチ陣の刷新は受け入れられなかった。今季最終戦当日の午前中、親しい知人たちに選手、監督として計14年在籍したロッテを去る意向を伝えた。

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