話題の菅生新樹が“菅田将暉の弟”を宣伝文句に使えない事情 兄弟共演もナシ

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著書でギャラに文句

「彼は菅田のギャラの件で揉めたことがあったからです。長男が休みなく働いても稼ぎが少ないのを疑問に思ったところ、所属事務所の取り分を知って愕然としたというのです」

 実はギャラへの不満について、新氏は早くから公言していた。今から5年前、2017年に出版された新氏の自叙伝「スゴー家の人々」にはこう書いてある。

《映画界も厳しい世界で、資金が潤沢にあるわけではないことはわかっていました。それでも私は、主役ともなれば初めからギャラをもらえると思っていました。月20万円くらい稼いでくれるなら、何とかなると計算していました。しかしそれは大きな見込み違いで、そこから大将が売れるまでにかなりの出費を伴うことになってしまったのです》

 菅田がデビュー作である「仮面ライダーW」(テレビ朝日)の主人公の一人に決まり、大阪から上京する頃の話である。事務所から家賃補助に7万円を出すと提案されたが……。

《私は心配だったので、月11万円の駅前のマンションを借りました。(中略)食費などのために月10万円以上は仕送りが必要でした。育ち盛りの息子には、それでも足りないくらいでした。高校の授業料もかかります。大阪は公立で無料でしたが、大将が行った日の出学園の芸能コースの学費は安くありませんでした。(中略)今の大将なら衣装はメーカーからタイアップで提供されることもありますが、ヨチヨチ歩きの俳優の頃にそんな好待遇はありえません。会うたびに15万円くらいかけて洋服や靴を買い与えていました》

 そこで父はこう思ったのだ。

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