山際大臣とベッタリの信者、教会大幹部の運転手だった! 元秘書も告発「資料破棄は200%ウソ」

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不可解な融資

 登記簿を確認すると3回に分け、山際大臣本人にその額が融資されていることが分かる。

「自宅を購入する際には川崎信用金庫から住宅ローンで借り入れており、資産公開資料にその旨を記載しています」(山際事務所)

 不動産鑑定士によれば、

「このくらいの坪数では一般的に自宅の建築費は4千万円にも届かないと思います。ただ、山際さんの場合は建物部分だけで7千万円も借り入れていることになっています」

 先の住民が困惑して、

「山際さんの自宅は2階建てなんですけども、実質的には4階建てくらいの巨大な一軒家なんです。この辺りは地域の協定で景観を壊さぬよう、2階建て住宅が推奨されているのですが、山際さんはそれを一切無視して、大きな家を建ててしまった。近所はみな迷惑していますよ」

 景観を破壊する豪華な自宅を建てるため、巨額の融資を川崎信用金庫から引き出したというわけなのだ。

山際大臣の「錬金術」

 この自宅を建てた後、財を築いたのか山際大臣は急速に資産を増やしていく。過去の資産等報告書によれば、18年初頭に投資信託などの金銭信託が約1300万円だったのが、今年の2月には約4千万円にまで膨らんでいる。

 またこの間、ボーイング株など、海外の株式を多く買い増してもいるのである。

 自身の会社への“過剰家賃”だけではなかった大臣の「錬金術」。選挙スタッフをタダ働きしてくれる統一教会信者に任せ、節約と蓄財に励んだ果てにつかんだ大臣の座であった。まさに教会が生んだ大臣であり、カルト教団にとっても大願成就だったに違いない。

 だが、いまや野党の「標的」となり、支持率を落とす政権のお荷物に。しかも、冒頭の安住氏の発言の通り、野党は今国会で山際大臣と徹底的に戦う構えだ。

 野党幹部が言う。

「今国会では10増10減や補正予算案のほか、感染症法改正が控えています。この改正は新型コロナウイルス流行の反省を踏まえ、自治体が医療機関に対し病床確保の協定を結べるようにするもので、第8波に備えるための重要な改正です」

 山際大臣が居座れば、重要法案の審議がストップすることは避けられない。

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