「過食嘔吐で顔がボコボコでした」 ラウンドガールで注目の高橋凛、暗黒期からの脱出を語る

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コロナ自粛をきっかけに

 そんな高橋を変えるきっかけになったのが、新型コロナウイルスによる自粛生活だった。

「コロナ自粛になって、食べることだけが楽しみになってしまって、このままでは仕事が再開されても絶対太るなと思ったんです。そこで1日でもいいから筋トレを始めようと、スクワット50回、プランクは30秒から始めました」

 心掛けたのは、とにかく無理をしないことだ。これまで断食や食事制限など短期間で痩せようとするも、失敗を繰り返してきた。しかしコロナ期間中は、食事自体は毎日とりながらも、無理のない範囲での筋トレをとにかく毎日続けた。

「初めて3か月たった頃から、鏡で自分を見ると筋肉がついたり、少しずつ変化が出てきた。それがモチベーションになりました」

 スクワットやプランクで筋肉痛にならなくなると、今度はYouTubeなどを見てメニューを増やしていった。当時に比べウエストは10センチ以上細くなり、二の腕など腕周りの肉もすっきりした。グラビアアイドルとしての武器である胸も「食事制限していなかったからか、落ちなかったです。それどころか、筋トレで女性ホルモンが増えたのか、4センチも大きくなりました」という。

 現在はパーソナルトレーナーをつけて週2でトレーニングを行っているが、食事制限は全く行っていない。

「トレーナーさんには『絶対3食を食べて』と言われています。今まで1日1食か2食でドカ食いだったんですけど、今は3食食べています。日常で使う筋肉がちゃんと使えるようになったので、ドカ食いした日があっても太らなくなりました」

胸が垂れるので有酸素はNG

 体に自信がつくと気持ちも前向きになり、グラビアの仕事も楽しくなった。だからこそ、同じグラビアアイドルにはこうアドバイスを送る。

「まず断食はおすすめしません。私も1週間食べないときもありましたけど、反動で太りやすくなるので。後輩のグラドルに『短期間で痩せる方法はないですか?』とよく聞かれるんですけど、絶対無理。まず三食をとって筋トレしてほしいです。あと走るのはよくないかもしれないです。乳腺がきれて、胸が垂れることもあるので。私は有酸素運動はやらないです」

 痩せて自信がついたことも奏功し、2021年1月にはRISEのラウンドガールに決まり、今年の「THE MATCH」での注目にも繋がった。2022年3月には老舗芸能事務所「アービング」に移籍し、仕事の幅も広がり、良い流れがきているという。

 インスタグラムやYouTubeでダイエットの情報を発信することで、男性だけでなく女性のファンも増え、女性からの相談のDMが届くようになった。

 現在は、胸が大きな女性向けファッションブランド「HEART CLOSET」のモデルも務める。今後は胸など体型や過食、嘔吐、さらに過敏性腸症候群と同じコンプレックスを抱えた人にいろんな情報を発信したいと考えている。

「同じ悩みを持っている人にいろんな情報を発信したいし、共有したい。そのためにもまずは幅広い人に私を知ってもらうのが大事だと思っています。そのためにもっと、ドラマやバラエティー番組などに出たいですし、グラビアももっと頑張っていきたいです。同じ事務所の橋本マナミさんのようになりたいです」

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