「初めての彼氏」と「パパ活」がトラウマに… 新婚なのに“出稼ぎ風俗”を続ける29歳女性の告白

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 性産業の従事者でなくとも、働く最大の理由が「お金」であることはほぼ間違いない。『売る男、買う女』(新潮社)などの著書があり、自身も夜の世界の仕事で働いた経験のあるノンフィクション作家の酒井あゆみ氏が今回取材した女性も、その点は同じ。だがこれまでの半生について話を聞くと、どうやら近年問題になっているデートDV(婚姻関係のない恋人からの暴力)に絡んだトラウマも影響していそうなのだ。

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 本人の特定を避けるために詳細は伏せるが、麗子(仮名=29歳=)はある地方都市に暮らしながら、週末だけ上京し、昼の仕事とは別に東京都内の性風俗店で働いている。...

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