不倫相手の“みそ汁事件”で全てがバレて… 夫は東出昌大と同じ心境で人生を終えたのか
俳優の東出昌大(34)が、山中で生活費ほぼゼロの自給自足生活をしていると明かし話題になった。
本人が「週刊文春CINEMA!」の取材に答えたところによれば、どうやら不倫騒動に疲れて人里を離れたようだ。コロナ禍で働きかたの多様化が進んで増えた地方移住というよりも、どちらかといえば、定年まで働いた会社員が癒しを求めて田舎に向かうケースに近いだろうか。
試みにネット上の相談をみてみても、「田舎暮らしをしたがる夫」に困る妻は散見されるが、その逆はほとんどない。
男女問題を30年近く取材し『不倫の恋で苦しむ男たち』などの著作があるライターの亀山早苗氏に「東出のようなケースはよくあるのか」と尋ねたところ、以前取材したあるケースについて教えてくれた。以下は不倫当事者である父と妻、そして娘への取材にもとづくレポートである。
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年下の友人・井上佳穂里さん(33歳・仮名=以下同)から、「もう何年も父親がひとりで田舎暮らしをしている」と聞いたのは今から数カ月前のことだった。「今度、父が上京してくるので一緒に会ってもらえないか」と言うのだ。せっかくの久々の父娘の時間を邪魔したくないと遠慮すると、「父とふたりだけで会うのはちょっと気が進まない。むしろ話を聞いてツッコんでほしい」と彼女は苦笑した。いったい、父に何があったのか。
佳穂里さんの父である勇蔵さん(62歳)は、5年前から北関東でひとり暮らしていた。かつて親戚が住んでいて空き家になったところへ、ひとり転がり込んだのだ。目の前の畑を耕し、自分が食べる分の野菜を作り、米作りにも挑戦。近所の人たちと交流しながら、数万円の生活費で暮らしていた。
「母は一銭もお金を出そうとしなかったので、父は自分の預金を使って暮らしていたようです。私も月に2万円くらい送金してきました。自業自得だから放っておこうと思ったけど、父親だからということではなく、人の情として見捨てることはできなかった」
佳穂里さんが言うには、すべての原因は「父の不倫」だった。
勇蔵さんは日焼けした顔をほころばせながら、待ち合わせ場所にやってきた。身長は170センチほどか、体はきれいに引き締まっている。
「毎日、田んぼだ畑だと仕事をしていますから、いつの間にか筋肉がつきました。東京にいるときとはまったく異なる環境で、最初は戸惑いましたが、自然と共存するのは気持ちがいいなと思っています」
隣で佳穂里さんがニヤニヤしている。どうやら佳穂里さんの言葉と違い、父娘関係は悪くなさそうだ。
「佳穂里はすべて知っていますから話しますが、まあ、あの当時は魔が差したというか……。抗えないくらい強い力で恋愛してしまったんです」
佳穂里さんが「しばらく席をはずします」と立っていった。知っているとは言え、父親のナマの言葉を聞くに堪えなかったのかもしれない。
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