健康長寿のカギは「選択」にあり 「生活習慣改善法」と医療の新常識「SDM」を専門家が解説
コロナ禍だからこそ
この医療における新潮流を踏まえ、当院の心血管センターでは、時間をかけて心臓に関する医学的情報をしっかり共有した上で患者さんと治療を決定していくSDMを体現した外来「SDM外来」を今年11月頃に開設する予定です。
コロナ禍によって受診控えが起きているとも聞きます。その結果、医師と患者さんのコミュニケーションが不足し、自分でも気が付かないうちに症状が進んでしまうこともある。このような状況だからこそ、医師との積極的なコミュニケーションが大切になります。その時に、きっとSDMという考え方が助けとなるはずです。
そして多様性の時代だからこそ、生活習慣においても医療においても、「選択」の持つ意味と重みに改めて思いをはせていただければと思います。健康長寿は「良き選択」の賜物なのですから。
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