甲子園で大阪桐蔭を破った「下関国際高校」が赤字「2000万円」の大ピンチ! クラファンで「二度目の奇跡」は起こせるか
ブラスバンド部員は他校の生徒
決勝戦当日はバス6台を使用するなどして、下関から全校生徒のほか、保護者や県人会メンバーなど計1700名が甲子園に向かったという。
「実はアルプススタンドで当校の応援をしてくれたブラスバンドやチアリーダーの皆さんは、大阪府立佐野高校の生徒さんなんです。本校の野球部監督の後輩が佐野高校で教鞭を執っている関係から、部員の少ない私どもの吹奏楽部などに加勢する形で応援に参加いただいた。当然、佐野高校の生徒さんの移動にかかるバス代も当校が負担しております」(上田校長)
他にも選手や応援団らの宿泊費に食事代、さらにマスクをはじめとしたコロナ対策費、応援ウェアの製作費なども経費として計上される。
「期限までに支援金が目標額に達するかどうかは楽観視しておりません。ただ弱小高校でも目標を持って邁進すれば、結果は出せる――と当校の生徒たちが証明してくれました。だから私も最後まで諦めずに寄付などのお願いを続けるつもりです」(上田校長)
支援は一口1000円から可能。あの“夏の感動”の対価としては安いものだ。