嘘が背広を着ていると言われた「山際大臣」は落選の危機 立民の対立候補は“広末涼子のいとこ”か

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いとこは広末涼子

 21年の衆議院選挙で、山際氏は約12万票を獲得したが、三村氏は約9万票にとどまった。だが、立憲民主党は次の選挙には期待を寄せているようだ。関係者が語る。

「前回の総選挙では日本維新の会から新人が立候補し、約4万1000票を集めました。三村さんの票と足すと13万1000票となります。もともと存在する“反自民票”に、山際さんに対する批判票が上乗せされるわけですから、三村さんが当選する可能性は充分にあると考えています」

 三村氏には意外な“セールスポイント”もある。あまり知られていないが、彼のいとこは女優の広末涼子(42)なのだ。

「広末さんが高校生だった時、三村さんの家に下宿し、彼が家庭教師役を務めていた。このエピソードは、公式サイトでも披露しています。前回の総選挙では、広末さんから応援メッセージも届きました。次の選挙は、統一教会とズブズブの関係にある現職に、広末さんのいとこである元職が挑戦するという構図になるわけです。風が三村さんに向かって吹いてきた印象を持ちます」(同・関係者)

 三村氏は次も神奈川18区からの出馬を希望しているようだが、まだ立憲民主党は正式には決めていない。

10増10減

「神奈川県は10増10減の対象となっており、選挙区が2つ増える予定です。そのため、候補者を調整する必要があり、推移を見守っている状態です。現状の18区は、しっかり選挙活動を行えば、確実に立民が議席を取れると見ています」(同・関係者)

 デイリー新潮は三村氏に取材を申し込んだが、「現時点でお話できることは何もありません」との返答だった。

註1:旧統一教会問題 山際経済再生相 ネパールなどでの関連団体イベントへの参加認める(NHKニュース・8月25日)

註2:元記事は週刊新潮の2022年9月8日号に掲載

デイリー新潮編集部

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