嘘が背広を着ていると言われた「山際大臣」は落選の危機 立民の対立候補は“広末涼子のいとこ”か

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 立憲民主党の小沢一郎・衆議院議員(80)によると、「嘘が背広を着て歩いているようなもの」だそうだ。山際大志郎・経済再生担当相(54)が統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と密接な関係にある問題は、有権者の憤りが依然として強い。

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 山際氏に対する逆風が沈静化する気配は全く感じられない。そして永田町では、山際氏の“対立候補”に注目が集まっているという。

 10月5日、共同通信(電子版)は「地方議員も教団関係断絶と首相 国会代表質問、山際氏の更迭否定」の記事を配信し、YAHOO!ニュースのトピックスにも転載された。

 野党側は山際氏の大臣更迭を求めたが、岸田文雄首相(65)はこれを拒否した。

 具体的な投稿は割愛するが、Twitterには山際氏や岸田首相に対する批判のコメントが数多く書き込まれた。

 要するに有権者は、山際氏のことを全く信用していないのだ。その理由は、説明責任を果たしていないからだろう。担当記者が言う。

「8月10日に行われた内閣改造で、統一教会との関係を認めた7人の閣僚は交代となりました。しかし山際氏は、25日の記者会見で初めて、ネパールなどで開かれた関連団体のイベントに参加していたことを認めたのです。おまけに記者の質問に対し、まるで他人事のような口調で回答しました。これが有権者の怒りを買ったのです」

更なる隠蔽も発覚

 会見での「報道を見る限り、出席したと考えるのが自然だ」という人を喰った弁明は話題になった。改めて全文を紹介しておこう。NHKの報道(註1)から引用する。

《「当時の資料が発見できず、私自身も明確に覚えていなかったので『出席を確認できなかった』と答えていたが、報道を見る限り、出席したと考えるのが自然だ」》

 自民党と統一教会の癒着が次々と発覚し、党は議員と統一教会の関係について調査を実施、9月8日に発表した。だが山際氏は、党の調査で全貌を明らかにしなかったため、その後も“癒着”に関する報道が相次いだ。

「10月には、韓鶴子[ハン・ハクチャ]総裁(79)との関係を隠していたことも明るみになりました。2018年に行われた関連イベントに参加していたことを公表せず、そこで韓総裁と会ったことも伏せていたのです。今月3日の会見で、ようやく事実関係を認めました」(同・記者)

 絵に描いたような“後出しジャンケン”が連続したことで、小沢氏は3日に事務所のTwitterを更新。「嘘が背広を着て歩いている」と揶揄したというわけだ。

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