「七人の秘書」も「ガリレオ」も…映画とスペシャルドラマのパーケージングが増えている事情

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 10月2日、ドラマ「七人の秘書スペシャル」(テレビ朝日)が放送された。言うまでもないが、7日から劇場版「七人の秘書 THE MOVIE」が公開されるためだ。そういえば、9月16日に「ガリレオ」シリーズの最新作「沈黙のパレード」が劇場公開された時も、翌17日にスペシャルドラマ「ガリレオ 禁断の魔術」(フジテレビ)が放送された。映画とスペシャルドラマのパッケージングが増えているのは何故なのか。

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 2022年公開(予定を含む)の連ドラ劇場版をザッと挙げると掲載の表の通りだ。

 前述の「七人の秘書」が放送されたのは2年前、「ガリレオ」に至っては9年前だ。12月に公開される「Dr.コトー診療所」(フジ)は、なんとドラマ終了から16年も経ってからの映画化だ。「Dr.コトー」のスペシャルドラマが放送されるのか、正式発表は今のところないが、何らかの特別番組が放送されるのは想像に難くない。

 以前はもう少し、ドラマ終了と連動して映画化されたような気がする。例えば、「ガリレオ」の劇場版第2弾「真夏の方程式」は、ドラマ第2シリーズ終了の5日後に公開されていたのだ。なぜこんなに間が空くようになったのか、映画関係者に聞くと、

「『ガリレオ』はドラマも映画も人気だったので別格だと思いますが、今年公開の劇場版は19年以降に放送されたドラマが多い。その原因は、やはり新型コロナでしょう。コロナ禍のためにスタジオでの撮影ができなくなり、映画制作はグチャグチャなんです。出演者の誰かひとりでも感染すれば撮影は中断してしまうので、予定が立たなくなっているんです」

 それがようやく公開できる段階になったというわけだ。制作に関わるテレビ局も一安心かと思えば、「そうでもない」と言うのは民放プロデューサーだ。

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