松竹芸人を公然と批判… お笑い界のガーシー「みなみかわ」の綱渡り芸が注目される理由
最近、お笑い界で松竹芸能という事務所が注目されている。バラエティだけでなくドラマ・CM出演など多方面で活躍する女性ピン芸人のヒコロヒー、「水曜日のダウンタウン」のドッキリ企画に出るたびに話題を呼ぶ安田大サーカスのクロちゃん、ロケ芸人として引っ張りだこになっているなすなかにしなど、今をときめく売れっ子芸人を多数輩出している。
一方で、TKOの木下隆行が後輩芸人へのパワハラ疑惑で退社したり、その相方の木本武宏も投資トラブルが原因で自ら退社したりするなど、ネガティブな意味でも何かと話題を振りまいてきた。
そんな個性豊かな松竹芸能の芸人の中でも、要注意人物としていま内外で恐れられているのが、ピン芸人のみなみかわである。彼はもともと吉田寛とピーマンズスタンダードというコンビを組んでいたが、解散してピン芸人になった。
みなみかわはコンビ時代から「アイヒマンスタンダード」という芸名でピン芸人としても活動していて、「あらびき団」にはたびたび出演していた。また、ロシアの軍隊格闘技であるシステマの呼吸法を使って「どんなことをされても痛みを感じない」と主張するパフォーマンスを行い、バラエティ番組で話題になったこともあった。
ヒコロヒーとコンビを組んで「M-1グランプリ」で準々決勝まで進み、業界内で注目された。これがヒコロヒーがブレークするきっかけの1つになった。また、「1週間断食してゾーン入った芸人 VS 実力派芸人 どっちがオモロいねん?ライブ」など、自ら企画を手がけるお笑いライブを行ってきた。
ここまでの実績を見てもわかる通り、彼はもともと発想力、トーク力などに秀でた有能な芸人だった。しかし、運に恵まれず、なかなか売れるためのきっかけをつかむことができなかった。
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