ヘンリー王子の回顧録で「カミラvs.メーガン」勃発? 王室のW不倫加担を暴露か
カミラ王妃を“狙い撃ち”?
王室からすれば、その内容が気になるところである。
「『テレグラフ』紙によれば、チャールズ国王をはじめ、ウィリアム皇太子も一切、内容を把握しておらず、出版の時期すら知らされていないとのこと。国王らが周囲に、事前に中身を知りたいとの意向を示しているとも報じられています」
それもむべなるかなで、
「回顧録である以上、ヘンリー王子の心の傷となっている“ダイアナ事件”には触れざるを得ません。実際に王室コメンテーターで作家のティナ・ブラウン氏は回顧録について『チャールズにとって特別な苦悩を再びよみがえらせるだろう』と語っている。王子は当時12歳。大好きな母を亡くした悲しみと、母の命が奪われる原因を作り出した父への複雑な感情は、つねに背中合わせとなってきました」(同)
父の不倫相手であり、母が王室を出るきっかけとなったカミラ王妃への思いもまた、王子の胸中に去来するのは想像に難くなく、
「大衆紙『サン』は、ヘンリー王子がカミラ王妃を“狙い撃ち”することに、国王がストレスを感じていると書いています。国王はウィリアム皇太子と懸念を共有しており、回顧録で王妃が攻撃された場合は何らかの形で記録に残し、王妃の擁護を切望しているというのです」
王室側はすでに、刊行に備えて弁護団と打ち合わせを始めたとされている。
W不倫に王室全体が加担
英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏が言う。
「今回ゴーストライターを務めるモーリンガー氏を、王子に紹介したのは俳優のジョージ・クルーニーです。モーリンガー氏は『作品が失敗するなら、本人がライターに心を明かしていないから』とも発言しており、王子から相当踏み込んだ内容を引き出していると思われます。今年はダイアナの没後25年で、現国王と王妃の二人が、いかに彼女をだまして追いつめていったかについての具体的記述も含まれるとみられています」
一例を挙げれば、
「チャールズは、日曜日に出張から帰るとダイアナに伝えながら実際は土曜日に戻り、カミラと一緒に過ごして翌日に帰るといった行動をとっており、当時は側近も口裏を合わせていました。これがダイアナの知るところとなり、彼女は王室ぐるみでだまされていたと思い知らされます。ヘンリー王子は今回、チャールズとカミラのW不倫に王室全体が加担していたことを暴くのではないかともいわれています」(同)
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