「出会って2カ月でヘビーな風俗店で働き、貢がされるようになりました」婚活アプリ詐欺男の第2の被害者の告白(3/4)

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容疑者の家に出向くのはNG

 婚活アプリで知り合った30代のBさんから、1週間もしないうちに約3500万円をむしり取るなどし、京都地検に詐欺罪で起訴された岡寛仁被告(34)。Bさんからカネをかすめ取る手段として考えたのが、風俗嬢だった。彼はこう囁いたという。「自分の彼女が寝取られてると興奮する。だから風俗嬢になってほしい」――。(全4回)

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 これまでの経緯を振り返っておこう。

 2020年1月に岡被告と婚活アプリでマッチングし、出会ったその日から猛アプローチを受け、結婚を前提に“交際”し始めたBさん。1週間もしないうちに約3500万円を岡被告に渡し、勤務していた会社を辞め、3月には同棲用の新居に引っ越した。それと相前後し、「自分の彼女が寝取られてると興奮する。風俗嬢になってほしい」という岡被告からの提案を拒否できず、各種ある風俗の中で“ヘビー”な店に週5日前後、勤務することになったという。出会ってから2カ月、あまりに目まぐるしい展開である。

 常識的にはBさんの行動も理解しづらいだろうが、前回の彼女の説明によれば、他に選択肢はなかったという。やはり一種の洗脳状態に近かったということだろうか。

「新居とはいえ、私だけがそこに住み、岡はちょくちょく通ってきて小一時間滞在する程度で、私から彼の家に出向くことはNGでした。後になって、彼には奥さんがいることがわかったので、それは無理な相談だったわけですが」

 と、Bさん。

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