自宅の総工費は300億円…韓鶴子の総資産はいくら? 日本から年間200億円の献金という調査も
統一教会が謳う「献金見直し改革」は戯言に過ぎない。総裁のセレブ生活を支えるために、なおも巨額の献金が求められているからだ。
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ジャーナリストの鈴木エイト氏も、教会がぶち上げた「献金見直し改革」には首をかしげる。
「韓国の本部からの指示を受け、日本の本部は末端の教会に対して、ノルマを達成するように指令を下しているわけです。日本本部は韓国本部の言いなり。過度な献金の是正なんてできっこありません」
日本の信者から巻き上げた献金は韓国に送金されるのだが、その額たるや途方もない数字で、
「2010年代前半の調査ですが、年間200億円が日本から韓国に送金されていたという話です。全部とは言いませんが、そのうち数十億円は韓鶴子のポケットに入るものとみられます」(鈴木氏)
総裁・韓鶴子は現在79歳。もともと母親が熱心な信者で、彼女が17歳の時、当時40歳だった文鮮明の伴侶に選ばれたという。教祖にとっては2番目の妻だったが、彼女との間に14人も子供をもうけている。
家庭平和を謳いながら、激しいお家騒動
全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人の山口広弁護士が言う。
「韓鶴子は、文鮮明が存命中は陰に隠れていたのですが、夫が高齢から衰えるとその代わりに来日するなどし、存在感を強めていきました。そして、教祖が亡くなると“文鮮明ではなく、私こそが無原罪の神の子であり、独生女なのだ”と言い始めて教義を変更します。要するに、自分こそが神から遣わされたメシアなのだというわけです」
韓鶴子は権力掌握のステップとして後継者と本命視されていた三男を放逐。さらに、七男とも金銭問題でもめることに。
その七男が、四男と別団体を設立して、教会は分裂。すべて彼女が自ら招いた事態だといえよう。トップ自ら“骨肉の争い”“お家騒動”の醜態をさらしながら、家庭の平和も何もなかろう。
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