心のかすり傷を見事に言語化! 「初恋の悪魔」はハマる人はどっぷり浸かるぞ
脳内では多弁な割に、言葉として出さない。SNSでは毒舌の割に、会うと寡黙。生で排出する言葉は、時に齟齬や誤解が生じて身を滅ぼすと教えられてきた人にとって、坂元裕二の脚本は「心の代弁」。令和の針供養になっていると思う。
また、日常で数多(あまた)経験する「心のかすり傷」も、見事に言語化。地味に傷ついているけれど、人に言ったところでどうにもならない、そんな事象にちゃんと市民権を授ける。名場面&名言集は日テレのHPに載っているから、そちらをどうぞ。...