25日の中日戦は今季の巨人を凝縮していた試合だった【柴田勲のセブンアイズ】
ヤクルトの強さ
高津臣吾監督が率いるヤクルトが2年連続9度目の優勝を決めた。V2はその高津監督が師と仰ぐ故・野村克也監督が率いた1993年以来、29年ぶりとなる。
振り返るとヤクルトは一年通して安定した戦いをしていた。開幕直後は3勝3敗だったが4月は12勝9敗、そして5月は16勝7敗1分と調子を上げて6月には8連勝するなど19勝4敗で主導権を握った。
7月2日には2リーグ制後史上最速でマジックを点灯させた。独走でこのままだと優勝は早いと見ていたが、それからコロナ禍で失速した。...