ミスは絶対許されない国葬警備 警視庁が「反対派デモ」より気にする“7年前の大失態”

  • ブックマーク

 日本の公安警察は、アメリカのCIA(中央情報局)やFBI(連邦捜査局)のように華々しくドラマや映画に登場することもなく、その諜報活動は一般にはほとんど知られていない。警視庁に入庁以後、公安畑を十数年歩き、数年前に退職。昨年9月に『警視庁公安部外事課』(光文社)を出版した勝丸円覚氏に、安倍晋三元首相の国葬警備について聞いた。

 ***

 9月27日に行われる国葬は、これまでにない警備体制が敷かれるという。

「安倍さんは警備の不備によって凶弾に倒れたわけですから、国葬では警備の失敗は絶対に許されません」
...

つづきを読む