尾上菊五郎は海老蔵に「愛想を尽かした」? 團十郎襲名に大御所の辞退が続出!

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「海老蔵にそこまでする気になれない」

 確かにここ数年、海老蔵はさまざまな批判を浴びてきた。

「歌舞伎座公演には1年近く顔を出さず、チケット代が超高額な自主公演を優先してきましたからね」

 他のベテラン勢も同様で、

「当初は片岡仁左衛門(78)と坂東玉三郎(72)も、ひと月にわたって新・團十郎が武蔵坊弁慶を演じる『勧進帳』に出演するはずでした。ところが今回、二人から“1カ月も演じるのは無理”との申し出があり、限定2日間という異例の特別公演に変更されたのです」

 先の松竹関係者が言う。

「彼らに團十郎の襲名を心から祝い、海老蔵を支えてやろうとの気持ちがあったなら、1カ月は無理をしてでも出たはずです。残念ながら、いまの海老蔵ではそこまでする気になれないということでしょう」

 めでたいビッグイベントのはずが、斯界に響くのは「自業自得」の声――。

週刊新潮 2022年9月22日号掲載

ワイド特集「“喝采”の舞台裏」より

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