統一教会シンパが衝撃の告白 「木原官房副長官の選挙支援を呼びかけ、そこには信者も」
仲間に統一教会
つまり、木原氏は統一教会から選挙支援を受けていることになる。無論、党の調査における選挙支援の項でも、木原氏の名前は記載されていない。事実かどうか、その男性に質した。
「(シンポジウムは)アジアと日本の安全保障の会ということで活動していて、国際勝共連合や家庭連合(統一教会)とはまったく別でやっています。信者だけではなく、広い範囲でいろんな人が入っていると私は認識しています。当時のシンポジウムでは、木原さんが外交関係をやっておられるので受けていただいた、という感じです」
選挙支援に関しては、
「支援というか、選挙区内に住んでいますから、個人的に応援しています。私は友人が多いので、家庭連合のシンパかもしれませんけど、(信者とか)そういうアレではありません。仲間に“選挙に行こうな”“応援しよう”という声かけはします。その仲間には確かに家庭連合の人もいます」
「外部からの指摘により思い出すことができた」
再び木原氏の談。
「(その男性と)シンポジウムのやり取りはしていませんし、私の知るところでは統一教会の信者ではないと認識しています」
――ご自身の選挙でその男性が声をかけている中には信者もいる。
「それは全然知らない。私にはどうにもならないことですよ、申し訳ないけど」
この取材の直後、今月12日深夜に木原氏はこの関連団体のシンポジウムへの参加と、党の調査で申告していなかったことを自ら発表している。概要を記した紙を官邸記者に配る妙な丁寧さで、「外部からの指摘により思い出すことができた」とした。この「外部からの指摘」とは本誌の取材のことを指す。教団との関係を隠そうとしながら、それが露見しそうになると、隠蔽ではないと子飼いの記者たちに報じさせる。官邸の要職に就くものとは思えぬ姑息さだ。
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