熊野正士議員のセクハラ行為、公明党のウソを暴く「証拠LINE」 「議員を辞めないといけないかもしれません」
「セクハラ行為については聞いていなかった」のウソ
わいせつ議員と知りながら選挙で公認した公明党。本来なら謝罪するのが常道だろうが、その対応はとんでもないものだった。
まず、現在入院中という熊野議員については、報道が事実であれば辞職勧告を出すとコメント。一方で、口止めについては、電話で山口、北側両氏が太田さんと話し、謝罪したことは認めたものの、「酔っぱらい電話について謝罪しただけ」「セクハラ行為については聞いていなかった」とし、いきなり本誌を提訴すると発表したのである。
「呆れましたね」
と太田さんが改めて言う。
「私は北側さんに被害を訴える際、酔っぱらい電話だけでなく、卑猥な内容があったことについても仲介者にはっきり伝えています。北側さんと話をした際にも、それを伝えています。間違いありません」
セクハラ発言について伝えたが…
その会話の一端を記せば、
北側「この度は熊野くんのことでご迷惑をおかけしました」
太田「謝罪のお言葉を聞けて嬉しかったです」「深夜にわいせつな言葉を使った酔っぱらいながらの電話があって、大変気分を害しました」「私が東京出張に行くと言ったら、どこに泊まるかを聞き出そうとしたり、食事しようとか言われたりして、はっきり言ってうざいです。ストーカーです。卑猥なことも言われました」
太田さんが続ける。
「通話時間は56分もありました。この話は当然、山口代表にも伝えたはず。山口さんとの電話の時も、最初からあちらは“この度は申し訳ございませんでした”“重々注意しておきます”と平身低頭でしたから」
そもそも、酔っぱらい電話だけで与党のナンバー1&2が謝罪の電話を入れるはずがない。深刻な問題だと認識していたからこそ異例の対応になったわけで、うそにしても、もっとうまいうそをつくべきであろう。
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