史上初の「代打逆転満塁サヨナラV決定弾」…脇役が大活躍した優勝決定試合

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「お前が決めろ」

 プロ野球の優勝争いがいよいよ大詰めを迎えている。リーグ優勝決定のヒーローといえば、エースの力投や主砲の一発など、チームの中心選手が活躍するイメージが強いが、時には意外な脇役が一世一代の大仕事を成し遂げることもある。過去の優勝決定試合からファンの記憶に残るヒーローを振り返ってみた。【久保田龍雄/ライター】

 1998年、横浜(現・DeNA)の38年ぶりVを決めたのは、「代打を出されると思った」8番打者・進藤達哉の気迫の一打だった。

 マジック1で迎えた10月8日の阪神戦、1点を追う横浜は8回に3四死球で2死満塁のチャンスをつくる。...

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